「フラット35」で借り換えするなら「アシューマブルローン」がベストな選択

マネー・経済
スポンサーリンク
スポンサーリンク

【フラット35】の制度改定に重要なメリットが隠れていました

 

2017年3月29日に発表された、2017年4月の【フラット35】の制度変更で、「アシューマブルローン」が適用されることになりました。

 

「アシューマブルローン」とは

「アシューマブルローン」とは、債務承継型ローンのことで、住宅の売却をする際に売主の住宅ローンが継承されるローンのことをいいます。

 

従来は、【フラット50】で適用されることがありましたが、2017年4月より【フラット35】でも「アシューマブルローン」が利用できることになりました。

 

【フラット35】の「アシューマブルローン」の利用条件と注意事項

フラット35の「アシューマブルローン」の利用条件は、従来のフラット35と変わりません。

フラット35の利用条件

 

しかしながら、注意事項については、十分に確認が必要です。

•金融機関によってはお取扱いしていない場合があります。
•【フラット35】(アシューマブルローン)をご利用された方が、借入対象となる住宅を売却する際は、住宅購入者の同意を得て、 【フラット35】(アシューマブルローン)の債務を引き継ぐことができます。ただし、債務の引継ぎは1回限りです。
また、債務の引継ぎに当たっては、住宅金融支援機構の審査があり、ご希望にそえない場合があります。
・借入対象となる住宅が長期優良住宅であることから、【フラット35】Sの受付期間内にお申込みいただいた場合は、【フラット35】S(金利Aプラン)の対象となります。

 

【フラット35】の「アシューマブルローン」の取扱金融機関

平成29年4月1日より、取り扱い開始になった金融機関は、こちらになります。

 

  • 日本モーゲージサービス株式会社
  • 株式会社ハウス・デポ・パートナーズ
  • 株式会社クレディセゾン
  • ミサワフィナンシャルサービス株式会社
  • 愛媛銀行
  • 一関信用金庫
  • 神戸信用金庫
  • 鳥取信用金庫
  • 九州ひぜん信用金庫
  • 茨城県信用組合
  • 君津信用組合

 

【フラット35】(アシューマブルローン)の取扱金融機関・お借入金利

 

今のところ取扱金融機関が少ないデメリットはありますが、今後は増えていくものと思われます。

 

どうして、「お宝ローン」になりそうなの?

【フラット35】の借入金利は毎月見直されており、平成25年からは下落傾向にあります。

 

【フラット35】の金利低下の要因として、アベノミクスの一つとして、2014年10月に「追加の金融緩和対策」を発表されたことがあります。

 

更に国債の買い入れを増やし、2016年2月には史上初の「マイナス金利」を導入したため、長期金利の低下が、【フラット35】の金利低下につながっています。

 

アメリカではFRBが2017年3月には3回目の利上げを決定し、今後も数回の利上げが予想されていますので、アメリカの長期金利の上昇は続くかもしれません。

 

それに引きずられて日本の長期金利が上昇すれば、【フラット35】の金利も上昇し、住宅の新規購入にも影響が予想されます。

 

そのような状況でも、低い金利のまま、新しい住宅購入者へローン金利を引き継ぐことができれば、新規で住宅ローンを借りるよりも低い金利でフラット35の「アシューマブルローン」を引き継ぐことができるというわけです。

ネットで「アシューマブルローン」の口コミ・評判を見つけてみました

Twitterでは、「アシューマブルローン」に関する意見が飛び交っていました。

 

どちらかといえば、好意的な意見が多いようです。

 

これまで【フラット35】を借りていた人に適用されるの?

残念ながら2017年4月から始まった制度なので、これまで【フラット35】を借りていた人に、「アシューマブルローン」が適用されることはないと思われます。

 

しかしながら、今後【フラット35】へ借り換えされる方につきましては、今後の動向をこまめにチェックするのがよさそうです。

消費税8%時代の「住宅ローン借り換え」による家計費節約術!

コメント