新社会人のみなさま、就職おめでとうございます。
学生から社会人になり、期待と不安で胸がいっぱいかと思います。
社会人になると仕事やプライベートでいろいろと物入りになりがちです。
初任給が入ってくるのは、たいていの人は4月25日ではないでしょうか。
学生時代の貯金が少なくて、初任給が入るまでにシャツやネクタイなどを購入するのに現金がないと不安になりませんか。
そんな時に役に立つのがクレジットカードです。
目次
クレジットカードのメリットとは
クレジットカードのメリットは、ずばり「先にお買い物をして後からお支払い」できることにあると思います。
クレジットカードのメリットを最大限に生かせるのは、まさに新社会人だと思いませんか?
現金が手元にないからといって、キャッシングローンに走るのは愚かな行為です。
あなたは就職をして、立派な社会人として社会に認められたからこそ、その特権を活かすべきなのです。
借金がない、まっさらな社会人の時だからこそ、キャッシングローンで借金を作るのではなく、クレジットカードで後から入ってくる収入を担保に、先にお買い物をするのです。
クレジットカードでの買い物は借金なのか?
クレジットカードでの買い物は借金だと思いますか?
クレジットカードの一括払いは借金にはなりません。
その理由は、カードを保有している利用者が支払いする能力があり買い物をしていることを前提にしているからです。
それは、つまりクレジットカードの審査に通った時点で、支払い能力があると認められているからです。
クレジットカード会社があなたのお買い物代金を立て替えてくれて、後からあなたに支払いを請求する仕組みになっているからです。
ボーナス一括払いを有効に使いましょう
クレジットカードには、ボーナス一括払いというものがあります。
例えばJCBのボーナス1回払いは、次のようなルールになっています。
ご利用期間 | お支払い日 | |
夏 | 12月16日~6月15日 | 8月10日 |
冬 | 7月16日~11月15日 | 1月10日 |
例えば、5月30日に10万円の商品をJCBボーナス1回払いで購入した場合は、お支払い日は8月10日になります。
ちなみに手数料は0円です。
TVや冷蔵庫、パソコンなど高額な商品を購入するために、コツコツ貯金するのもよいですが、あなたがきちんと働き続けるのであれば、その信用力をもとにボーナス一回払いは十分に活用してもらいたいです。
なお、ボーナス一回払いは、ご利用可能な金額の枠があり、またご利用できるお店が限られていたりするので、ご利用の際は店舗に確認してみてください。
ただ、私の経験上、家電量販店やアパレルショップではボーナス一回払いはできましたので、あまり心配する必要はありません。
リボ払いや分割払いには注意
私自身はクレジットカードのリボ払いや分割払いは使ったことがありません。
というのも、単純に金利がかかるため、実際にお買いものした金額以上の支払いをするのが嫌だからです。
また、クレジットカードのリボ払いや分割払いは、厳密にいうと借金にあたります。
借金になることを知らずに、キャンペーンでポイントがもらえるからといってリボ払いを選ぶ人がいるのは残念なことです。
私が初めて作ったクレジットカードの話
もう20年以上の前になりますが、私が新社会人でピチピチのとき、新卒で入社した企業(一部上場社員数約1万人)で、新入社員向けに銀行とクレジットカード会社の方から口座開設の説明がありました。
クレジットカード会社の人にとってみれば、百数十名の新入社員は、まさにカード会員獲得の格好の場です。
なぜなら、当時の私たちはクレジットカードを持っている人間は数えるほどしかおらず、またクレジットカードに関する知識もないため、プロが素人相手に野球をするようなものです。
私たち新入社員は、なんの疑いをもつこともなく、手元に配られたクレジットカードの申し込み用紙に個人情報を記入して、クレジットカードを作ることになりました。
これで、百数十件のクレジットカード会員のいっちょ出来上がりです。
クレジットカード会社の担当者にすればチョロいもんです。
私たち新入社員は、一部上場企業の社員という信用がありますので、支払いの未納をするリスクが少ないからです。
後で振り返る失敗と思った3つの理由
失敗談と書きましたが、支払いが遅れてブラックリストにのったとか、クレジットカードが盗難されて不正利用をされたとかいう話ではありません。
何が失敗かというと、あまりにもマイナーなクレジットカードだったため、作ってから20年たった今、クレジットカード自体はあるものの、ここ数年は押し入れの中にあり使っていないからです。
どうして使わなくなったかと理由を自分なりに考えてみると3つありました。
カードデザインがダサかった
私が初めて作ったクレジットカードはこれです。
どうです? ダサくないですか。
クレジットカードというよりも、銀行カードのようなデザインです。
当時、今はなき「さくら銀行」という都市銀行があり、そのカード事業を運営する「さくらカード」を作らされたのです。
ちなみに「さくら銀行」はその後合併を経て、今の「三井住友銀行」になっています。
年会費が発生した
クレジットカードには、年会費が発生するものとしないものがあります。
TVCMでよく目にする「楽天カード」は年会費が無料です。
また、ゴールドカード等は、カードを持っていることのステイタスがあるため、年会費が発生します。
そしてこのカードデザインがダサかった「さくらカード」ですが、なんと年会費がかかります。
初年度から、年会費が1,312円かかります。
もしかしたら、初年度は無料にしてくれたかもしれませんが、2年目以降は毎年カード支払い明細に、年会費の文字があって請求されていました。
特典が少なかった
年会費がかかる割には、特典が少なかったのも失敗したと思った理由です。
さくらカードの還元率は0.5%でした。
1万円のお買い物をして、0.5%の50円分のポイントが戻ってくる計算です。
年会費無料の「楽天カード」が、還元率1.0%であることを考えると、年会費がかかる「さくらカード」の還元率0.5%のため、メリットが少ないと思いました。
そんなこんながあって、今は「さくらカード」は解約していないものの、タンスの中に眠っています。
まとめ
初めてクレジットカードを作ろうとしているあなたにとって、私の失敗談はいかがだったでしょうか。
社会人生活も重ねていくとクレジットカードを複数枚作ることができますが、まずは最初の1枚は失敗したくないですよね。
そんなあなたのために、私の失敗談が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
それでは、新社会人として「クレジットカードライフ」をお楽しみください。
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